猫の食事を考える上で、最も大切なのは『猫の食性』を理解することです。
古来より猫さんは自然界で食べ物を調達するとしたら何を食べて生きてきたのでしょうか。
それは、動くもの。動物です。
例えば、鳥・ウサギ・ネズミ・モグラ等。
猫は原来『食性』は、『完全な肉食』なのです。”完全な”というのは、肉が主食ではなく、肉(捕獲した獲物)しか食べない真性の肉食獣という事です。獲物の肉、脂肪、筋、内臓、軟骨、血液、その全てを食す事でバランスよく栄養を摂取できるのです。
そしてもう一つの特徴として挙げられるのは、水を飲む習慣が少ない動物という事です。
猫の祖先は乾燥地帯に住むリビヤヤマネコと言われており、水に出会う機会が少なく、水分はほとんど獲物から摂取する生活をしていました。
そんな肉食獣が人の住む街で寄り添って暮らすうちに、人から食事を分けてもらうようになりました。実は、つい数十年前まで残飯(日本ではご飯に味噌汁をかけたもの)などをもらっていたのです。
お爺さんお婆さんから「昔は猫にねこまんま(残飯)を食べさせて育てたんだ」という話を聞いた人もいると思います。
高度経済成長が進み、ペットの食性も研究されるようになった結果、それぞれの動物の食性に合ったペットフードが誕生したのです。実は、ペットフードの歴史は浅く、まだ50年余りなのだそうです。
また、猫の生活様式も一昔前とはガラリと変わってきました。
つい最近まで、家と外を自由に行き来していた生活をしており、これまでは外で狩りをする機会がありましたが、最近は様々な理由で完全室内外が推奨される時代です。
室内飼いの猫達は、人からもらう食事のみで栄養を得るしかなくなりました。また、外での刺激が少なくなった今では、食事が生活する中での1番の楽しみにもなっています。
食事は体の資本です。
愛猫が元気に健康に過ごせるかは飼い主次第なのです。
猫の食性に合う良いものを食べさせ、健康に長生きをさせてあげたいと思うのが飼い主の親心ですね。
ペットフードは種類も多く、現在では成長のライフステージに合わせた食事が提供できるようになり、また、猫さんの疾患に合わせた食事も増えました。
その中で、どれが一番いいフードなの?何を選べばいいの?とフード選びに迷われる方が少なくないのではないでしょうか?
私も、猫さん達に楽しく食事をし、健康に長生きしてもらいたいと思う飼い主の一人です。
そして”ブリーダー”として、命を創り出す母体の健康と子猫が自分で食事をしだして腸内フローラを作る期間を育てるあげる”育成家”として、最善の食事について日々考えています。
次の記事に続く....
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