保存版 シャンプーのポイント

今回は、シャンプーがスムーズに行えるコツをまとめましたので長い文章になりますがご覧下さい。(主にサイベリアンなどの長毛種向け)
まず、シャンプーの前に愛猫さんの体質や汚れをチェックしましょう。
○チェックポイント
①顎ニキビがないか→下顎の毛をかき分け黒い汚れがあるか見てみましょう
②スタットテイル→尻尾の付け根辺の毛をかき分け地肌に茶色い汚れや、脂っぽいベタつきがないか見てみましょう
③体全体の毛玉ができやすい位置を確認
④爪、パットの毛が伸びていないか、耳汚れはないか確認→カットして耳汚れを落としてからシャンプーします。
⑤体全体でフケが出やすい場所がないか確認
⑥前足の内側やお尻周り、エリザベスに食事などでついた落ちにくい汚れはないか確認
①②ある子は脂性気味。シャンプー前に、汚れ部分にクレンジングクリームを塗り、よく馴染ませましょう。その他、⑥汚れの強い部分の使用もお勧めします。
⑤フケのある子は、保湿性の高いシャンプーやトリートメントがお勧め。
愛猫さんが乾燥肌なのか脂性なのか混合体質なのか被毛の色によって、選ぶシャンプーやコンディショナー、クレンジングクリームが変わります。今回は、サロンでも使用されている物ですが一般の方でも手に入れられる物でハッピーベルでも使用している物の一部をご紹介します。

用意するもの
○クレンジングクリーム…キャットグルーマー協会 Noble Chatonスーパークレンジングクリーム
○下洗いシャンプー…お持ちのもので良いです。夏は蚤取りシャンプー、冬は保湿性の高いものを使用すると良いと思います。
○本洗いシャンプー…白系シルバー系の子…ゾイック(ZOIC)ゾイックNホワイトニングシャンプー
赤系黒系の子…ポゼス(POSESS)クリアシャンプー
○コンディショナー…AFLOAT DOG アフロートVETモイスチャライズ
○タライ
○バスタオル
○吸水タオル
○ドライヤー
○スリッカーブラシ

①爪切り、パットの毛カットが終わったら、スリッカーブラシで全身の毛の絡みを良くほぐす。
*シャンプー前にしっかりブラシすると、シャンプーすることで毛が余計に絡む事を防げます。シャンプー前のブラッシングは大切です。爪切りとシャンプー両方が嫌いな子は、日を分け行うと良いですね。怪我防止の為シャンプー前に爪切りしましょう。
*酷い毛玉が腕の付け根などに出来やすかったり、オシッコ焼けが酷い子は、見えにくい部分なので、日々のブラッシングのストレスを減らす為にハサミで短くカットや、バリカンでその部分だけ剃ってしまうと日々のお手入れがし易くなりますよ。猫さんの皮膚をしっかり伸ばして皮膚を切らない様に注意してカットしましょう。
②クレンジングクリーム…汚れの強い部分、脂性の地肌と毛(顎下や尻尾の付け根など)爪の根元の皮脂や耳周りなどに塗布。
*クレンジングクリームを使う事で、簡単に皮脂汚れを落とすことができ、`シャンプーしたのにベタつく’なんて事がなくなり地肌が簡単に綺麗になります。
③毛を濡らす。…サイベリアンは、水弾きの良いトリプルコートです。シャワーを上からかけるだけでなく、シャワーヘッドを地肌につけ水をしっかり浸透させる。もしくは、タライに水を貼りオケで毛の流れに逆らいかけ流しする。 顔周りはガーゼなどを使い優しく濡らす。
*シャワーを出し、すぐに水をかけるとビックリさせるので、まずは水を出し音を聞かせ温度を確認してから(37〜38°)体にシャワーヘッドをつけて地肌までしっかり濡らす。
④下洗いシャンプー…毛に付いたホコリや食べカスを落とす目的。本シャンプーの浸透を良くさせる。夏には、蚤取りシャンプーを使っても良い。シャンプーが慣れていない子は本シャンプーのみでも良いです。
⑤本シャンプー…猫は匂いが敏感な為、匂いが強く無いものがお勧めです。我が家ではゾイックの商品で猫の毛色に合わせたシャンプーを使用しています。
*泡立ちが欲しいときは、100均に有るオイルボトルにシャンプー3〜5プッシュに水をその倍入れ泡立て(5〜7倍希釈)体に吹きかけると水を含んだ丁度良い泡が出て洗い易いです。作り置き不可です。汚れの強い所にはシャンプー原液で使用しましょう。
*肛門線絞りは、シャンプーを始める前に行い匂いがキツいのですぐ洗い流しましょう。お尻の穴の4時と8時の位置に指を当てを下から肛門に向かい絞り出します。難しい方は動物病院に行ったついでにやってもらいましょう。
*逃げたがる子を押さえ付けシャンプーをするのではなく、逃げられない様に、前足の付け根を下から少し持ち上げてあげたり、台に前足をかけさせ立つ様な状態で洗うと大人しくしてくれます。優しい声で話しかけながら行いましょう。
⑥コンディショナー…我が家はアフロードドッグのモイスチャライズなどを使用しています。この商品は、冬場や乾燥症の子にお勧めです。シャンプー時以外にも普段からブラッシング時に薄めてスプレーとして使用出来ます。静電気の予防にもなります。
(詳しい使い方は説明書読んでください) 
*コンディショナーは、毛の一本一本に浸透させる為にタライにコンディショナー水を浅く作り何度も掛け湯してあげると仕上がりがとても良くなります。
⑦水気をきる…サイベリアンは、毛量が多いので水分を毛に多く含みます。タオルだけだと大変なので吸水タオルでまずしっかり水分を取る。
⑧ ドライヤー…バスタオルで赤ちゃんのおくるみの様に猫さんを包んでドライヤーをする。
*猫さんは、包まれていると安心し、おとなしくしてくれるので乾かす所以外はタオルで体を包みながら乾かす。
*ドライヤーをすぐに猫さんに当てずに、始めは弱で音を聞かせて少ししてからタオルから出ている頭まわりに風を当て乾かす。慣れて来て、耳から離れた部位を乾かすときは強でも良い。
*ドライヤーを動かしながら乾かすと、音が耳に迫って来る様で、猫さんはビックリして逃げようとします。ドライヤーは動かさず、ナデナデする様に手を動かして地肌までしっかり乾かす。体を少しずつタオルから出し一部分ずつしっかり乾かしてから次の部位に移る。ドライヤークリップなどを使いドライヤーを固定すると両手が空き、やり易いです。
*毛がこんがらがっている時は、スリッカーブラシで毛先から少しずつとかしてあげる。
大きい毛玉で手に負えない時はハサミで皮膚側から毛先に向かって切り込みを入れ毛の根元を抑えながら根気よくスリッカーブラシでほぐす。
*毛がナミナミするちぢれた部分がある子…お尻や尻尾に多いですが、乾いている時に毛がナミナミしている所はブラシをかけても櫛が通り難く毛玉になり易い所ですね。そんな部位はシャンプー後の乾かす時にブラシを掛けながら乾かすと真っ直ぐサラサラな毛になります。
*温風で乾かした後は、仕上げに冷風を当てます。人と一緒で、熱で開いたキューティクルを冷気で引き締めてあげると、毛がサラフワでスベスベになります。
*しっかり乾かさないとまた毛玉が出来やすくなります。猫さんが嫌がる様なら、時間を置いてでもしっかり乾かしてあげ、ブラシで毛玉がないか確認しましょう。
また。風邪引かないように気を配り、水分補給も忘れずにさせてあげましょう。


サイベリアン専門キャッテリー HappyBell

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